湯気のたつ鍋を覗くと、真っ黒スープからにょきにょきと竹の串が生えている。
「なんじゃこりゃ」
そーっと1本持ち上げると黒はんぺん。
こんにゃく・ちくわ・さつま揚げ・ごぼう巻・玉子・こんぶ・牛すじ・じゃがいも等々すべて串にささっている。
だし粉・青のりをかけるか、からしを付けて食べる。
「旨!!」
そうこれが大正時代から伝わる「静岡おでん」なのだ。