静岡おでんの種

静岡おでんの種をご紹介します。

<すじ>

水産練製品の一種として昔より「すじ」という商品があります。かまぼこやちくわと並んで一般用語です。

しかし、余り商品的にメジャ-でない為、大きなお店でも販売してないものになりました。

かまぼこを製造する段階で魚のすじを抜く作業を裏ごしといいますが、その行程においてかまぼこにならない部分を加熱した造った物がすじでした。色も黒く形も不定形でゴリゴリ歯ごたえのある練り製品でした。

今は生魚を使う事が少なく、「スケソ-スリミ」、「グチスリミ」等で造られていますが、色も形もスマ-トになりました。水産関係者が「すじ」というと練り製品を思い浮かべる原因かと思います。ある水産関係者よりお聞きしました。

<黒はんぺん>

静岡人にダントツ一番人気のおでん種は“はんぺん”。

しかし、どこを見ても、おなじみの白いはんぺんは見当たらない。はんぺんを注文して出てきたのは“黒はんぺん”。これが「静岡おでん」の象徴。

「歯応えがある!」「おいしい!」

やってきたのは海産物の水揚げ量日本一を誇る焼津港。黒はんぺんの製造工程を昭和5年創業の黒はんぺんの老舗「山下商店」で見せてもらうと、黒はんぺんの正体はサバとイワシを使った練り物で、つみれに近いもの。骨も皮も取り除かずに使うので、色が黒く、カルシウムが豊富。

地元の人は、ほとんど毎日食べるというこの黒はんぺん。おでんだけではなくフライにしたり、身近な食材として親しまれています。

静岡おでんには欠かせない黒はんぺん。

日持ちしないため、その消費の9割が静岡県内です。